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上海尾州 まとめ
以上で、IFI上海尾州研修報告を終わります。
長期にわたる連載となってしまいましたが、
お付き合いありがとうございました。

今回の研修をまとめますと、

①中国でも、高品質なものを作っている工場がある。
日本から出て行った企業が作っているところもあるから、
品質管理体制がきちんとしているところも当然ある。
また、日本では中小企業がどんどん工場を閉め、
きちんと差別化できた所だけが生き残って頑張っている、
でも「産地」を取り巻く環境は厳しい
(他が閉めてしまうと、産地特有の分業体制が機能しなくなるから)

②中国の経済成長は速い!
 ラグジュアリーブランドだらけになりつつある。
 日本、いつか抜かされる!?

この2つが大きく印象として残りました。


2日からはパリ・ミラノへと旅立ちます。
11日の夜、戻ってきます。
そのあとにNYも控えているので、
結果報告はなるべく早めに……が目標ですが、
忙しそうですぐにご報告できるかは怪しいところですが、
長い目で見てやってくださいませ。
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7/4 尾州産地
①艶金工業株式会社
<特徴>
 1889年創業。
 その2年後、大震災で綿の生産ができなくなり、毛織物に転向した。 染色整理加工を手がけている。

<工程>
 染色・整理の工程である
 生地検査→精錬→染色→乾燥→中間検査→仕上げ→検査
 の各工程内でさらに細分化され、約20工程が、
 ひとつの生地に対してかけられていました。
 中でも、起毛は5~6回、剪毛(カットすること)は2~3回行うそうです。
 「生地に化粧を施す作業」というこの工程に、
 大きな手間と時間がかけられていました。

<加工賃>
 上記のように手間・時間、そして技術と感性を要する作業の加工賃が
 商品の約100分の1の値段であることに驚きました。
 一着当たりクリーニング料金の3分の1にもならない料金設定で、
 それ以上の手間をかけていたら、生まれる利益も生まれないのでは。
 業界全体で取り組まないと解決できない問題であると思いました。

<商品試験部>
 全9種類の試験機を実際に見せていただいた。
 社内にJIS規格に基づいた試験室を持つことで
 試験結果がすぐ製品に反映できるというメリットがあるそうです。
 また、独立性の高い試験室で、外注も受けている
 (私の会社もお世話になったことがある)そうです。
 自社の設備を利用して別の利益を作り出そうとする発想は
 見習いたいですね。
 
② ラカム株式会社<特徴>
 刺繍加工、刺繍関連商品の加工販売。
 2002年に開発した転写刺繍「ムカラ刺繍」が売上の大半を占める。  各国にて特許取得済。

<刺繍デザイン>
 デザインを刺繍に起こす際、縫い縮み等の危険性を加味して
 データを入れるとのことです。
 パンチャーは科学的思考と感性の両方が必要とされ、
 また、高度な技術を持つミシンがなければできない作業だと思います。

<アトピーにも>
 刺繍したものを20秒で転写できるムカラ刺繍は、
 結果的に、アトピーや肌の弱い子供にも優しい商品に
 仕上がったところが、ビジネスとして成功した所以であると思います。
 高級ブランドやディズニーも顧客であるところに、
 技術と営業力を感じました。

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7/3 尾州産地
皆様、お待たせいたしました。
最終回です。
ギリギリで申し訳ございません。
欧州研修の準備もままならないままのため、
ダイジェスト(&、学校に提出したレポートの要約)で
失礼いたします。


①トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
トヨタは紡織から始まった! 知ってました?
名古屋から名鉄で一駅のところにある記念館で、
しっかり紡織の歴史を学んでから見学に行きました。


②中外国島株式会社
<特徴> 
 1850年創業。繊維問屋が織物を作ったところに始まる。
 紳士服が主体。1995年には上海にも工場を設立している。
 また、日本で最初の6社に選ばれた3年前から
 パリのプルミエール・ビジョンにも出展。

ここでは機織り体験もしました!

<機械>
 整経機(1台1億円!)、
 スルザー、レピア、エアージェットの3種の織機が稼働している現場を見学。
 ビームを2つ装着して二重織りができるレピア機の仕組みには感動。


③ 中伝毛織株式会社

<特徴>
 1960年設立、尾州では比較的新しい企業。婦人服が主体。
 国内に第一、第三、ニットの3つの工場をもつ。
 機織と編み立ての両方を業務としている。
 12年前には中国・江蘇省にも進出。
 また、M&Aで染色・整理会社を子会社化した。

<ニット工場>
 ニット工場を見学。
 特殊な機械を多く持っているため、
 外部の企業から加工賃で請け負っている仕事もあるそうです。
 現在はコンピューターで編み立ての指示ができるけれど、
 針の細かい調整には人の手が必要で、
 中国と日本の違いは仕上げの部分だけとのことでした。
 また、シンカー台丸とという2重編みの機械があり、
 表と裏から別種の糸(表:フィラメント糸、裏:スパン糸)が
 出てくる仕組みでした。
 そのような特殊な編み方ができる機械を持つことで、
 他社との差別化を図っているようです。

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7/2名古屋
上海から、セントレアへ!
セントレア、新しくて綺麗!!
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さて、翌日からは尾州産地(愛知県・一宮)の見学です。

この日は移動でほぼ一日が終了。
一宮のホテルに着いたのがもう夕方でした。
「市場調査をする時間」ということだったので、
名古屋に出ました。
とりあえずミッドランドスクエアは見ておかないと。

栄・ラシック(by 三越)
http://www.lachic.jp/
P7021257.JPG


名古屋駅前・ミッドランドスクエア
http://www.midland-square.jp/
P7021261.JPG


ラシックはなんというか、東京にもありそうな感じ。
ルミネや丸ビル(新でないほうの丸ビル)に
入っているショップが似ていて、
フロアによってショップ構成の完成度に差があるような印象でした。

ミッドランドスクエアは、
「高価な海外ブランドを集めました!
でもトヨタのビルだから隣にはレクサス!」 という感じ。

ラシックではセールも始まっていましたが、
どちらも見ただけで終わりました。
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7/1上海4日目
この日は一日かけて市場調査。

途中でカメラの電池が切れそうになり、写真は少なめです。

浦東地区にあるヤオハン。資本は日系→香港系。
売上1位の百貨店です。
地元の人が行く高級百貨店。
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そのすぐそばにある「1元ショップ」
消費の二極化というよりは、格差社会、なのかと感じます。
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川の手前に戻って……。
港匯廣場(香港系)
クイーンズスクエアとか、ららぽーとのような、
複雑な設計です。
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↑の店内案内
P7011243.JPG


スウェーデンから進出したばかりのH&M。
日本にも来年上陸します。
クラスの友達はここで買い物した子たちが何人も……。
ZARAやGAPのような感じで、値段はUNIQLOとGAPの間くらい、
もっと種類が多いのを想像していただければよいかと思います。
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新天地にあった高価格のセレクトショップ。
名だたる海外ブランドが揃っていました。
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主に大型商業施設を回りましたが、
それぞれに個性があり、おもしろかったですね。


上海はこの日が最後。
いよいよ名古屋&一宮に入ります。

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